【八戸市】「3.11メッセージカード展」みなっ知で開催中—震災の記憶を未来へ繋ぐために。#知り続ける
2025年3月8日(土)から3月16日(日)まで、八戸市みなと体験学習館 みなっ知の多目的室にて「3.11メッセージカード展」が開催されています。営業時間は9時から19時まで開催しています。
東日本大震災の風化を防ぐことを目的とした当展示会では、震災当時の写真や来場者が震災について感じたことを書いたメッセージカードが展示されています。
今年も「NPO法人3.11ツナグ」の協力により提供されたメッセージカードが並び、震災に対する思いや祈りが詰まった言葉の数々が訪れる人々の心を打ちます。また、写真提供には「国土交通省東北地方整備局・高瀬川河川事務所」からの協力もあり、震災当時の厳しい現実を伝える写真が、訪れた人々に深い印象を与えています。
みなと体験学習館のスタッフによれば、展示されているメッセージカードには、震災の被害に関する講話を聞いた人や、実際に被災地を訪れた人、自分自身で震災について調べた人たちが、それぞれの視点で感じたことが綴られています。
それぞれの言葉は異なりますが、共通して感じられるのは「震災の記憶を風化させてはいけない」という強い思いがあると教えて頂きました。
震災から年月が経つにつれて、日常の中でその記憶は少しずつ薄れてしまうかもしれません。しかし、こうした展示を通じて、震災で失われた多くの命や、今もなお復興に向けて努力している人々の存在を忘れないことが重要です。
メッセージカードに書かれた言葉の一つ一つは、震災を経験していない世代に対しても、震災の教訓と命の尊さを伝える力を持っています。
さらに、会場には震災当時の写真も展示されており、その一枚一枚が当時の状況を生々しく伝えています。瓦礫に埋もれた街並みや、人々の必死な表情。これらの写真は、震災を知らない世代にも「何が起こったのか」を伝える強力なメッセージです。写真を前に足を止め、黙祷を捧げる来場者の姿も見受けられます。
「3.11メッセージカード展」は、震災を忘れないためだけでなく、未来に向けてその教訓を伝える場でもあります。ぜひ、八戸市みなと体験学習館 みなっ知に多くの人に足を運んでいただき、それぞれのメッセージに込められた思いを感じて欲しいと思います。この展示が、震災を風化させず、次世代へと繋いでいく一歩となることを願っております。
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