【八戸市】ポケモンと日本工芸の夢の共演！「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が八戸市美術館で6月28日（土）から開催スタート！

2025年6月28日（土）から、八戸市美術館にて特別展「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が開催されます。日本を代表するコンテンツであるポケットモンスターと、日本の伝統工芸が出会うという、まさに夢のようなコラボレーション企画です。

本展では、陶芸・漆芸・金工・染織・木工など、さまざまな伝統工芸の技法によって、約90点ものポケモンにまつわる作品が展示されます。

出展作家は、人間国宝を含む著名な工芸作家から若手まで幅広く、いずれの作品にも高度な技巧と創意工夫が凝らされている作品が多く、見る人を驚きと感動へと導いてくれます。

たとえば、ミュウツーやホウオウ、ギャラドスといった人気ポケモンたちが、それぞれの素材と技術によって新たな命を吹き込まれています。その表現は単なる再現にとどまらず、「技」や「進化」といったポケモンの持つテーマを工芸の視点から再解釈し、アートとして昇華させたものです。

ポケモンの世界観に親しんでいる方はもちろん、工芸やアートに興味のある方にとっても見応えのある展示内容となっています。

展覧会は、「すがた―迫る！」「ものがたり―浸る！」「くらし―愛でる！」という3つのテーマで構成されており、ポケモンの姿・背景・存在感をそれぞれ異なる角度から味わえる演出が施されています。また、八戸市美術館内にいるスタッフにお話を聞いたところ、このポケモン工芸展示会の開催に向けて、2019年頃から猛烈にアプローチを始めていて、コロナ前から動いていたとのことです。

通常、ポケモンセンターがある都市に展示会の権限があるとのことでしたが、八戸市美術館がいち早くアプローチをかけた結果、東北では初めてとなるポケモンと工芸品のコラボレーション展示会の開催が八戸市で実現したと教えて頂きました。館内スタッフにお話を聞きながら、館内を回ると一段と面白く巡ることが出来ましたね。

観る者の想像力をかき立て、ポケモンというキャラクターの奥深さや、人とポケモンの関係性にまで思いを馳せることができる展示空間となっています。

会期は2025年6月28日（土）から8月31日（日）まで。前期（6月28日～7月21日）と後期（7月23日～8月31日）で一部展示替えがあるため、何度でも訪れて楽しめるようになっています。休館日は毎週火曜日（7月1日・8日・15日・22日）です。

入館は10時から19時まで（最終入場18時30分）。土日祝日やお盆期間中（8月12日～15日）は日時指定制となるため、事前予約が必要となります。平日は自由入場が可能です。

観覧料は一般1,300円、大学・高校生800円、小中学生600円。会期中何度でも入場できる「かおパス（フリーパス）」も販売されており、一般2,600円、大学生1,600円、小中学生1,200円となっています。また、障がい者割引（本人＋付き添い1名まで半額）も用意されています。

さらに、展覧会期間中には限定イベントや特典も多数用意されています。平日に来館した先着20,000名にはオリジナルシールが配布されるほか、市内バスの1日乗車券を利用した方には、別デザインのシール（先着10,000名）も進呈されます。

また、着物姿のピカチュウとの記念撮影会や、作家によるトークイベントなども予定されており、子どもから大人まで幅広く楽しめる内容です。

開幕前日の6月27日（金）には内覧会が開催され、八戸市長や八戸市美術館館長、株式会社ポケモン常務執行役員挨拶等、テープカットのほか、報道関係者を交えた自由観覧の時間も設けられました。この内覧会を皮切りに、八戸の夏が文化とアートの力で彩られること間違いない催しです。

「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」は、八戸という地方都市で行われるからこそ味わえる、ゆったりとした鑑賞体験と心温まる驚きに満ちた展覧会です。

また、八戸市美術館内には、特設おみやげコーナーも設けられていて、自身が好きなポケモングッズを購入することができるため、展示品を鑑賞し終わった後にも、楽しみが待っているのは嬉しいご褒美ですね。

ポケモンを通じて工芸の奥深さに触れることができるまたとないチャンスです。この夏はぜひ、八戸市美術館に足を運び、ポケモンたちと工芸の“美とわざ”の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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